酒は呑め呑め 呑むならば・・・。
博多の名酒を見つけるほどに呑むならば・・・。
これぞ真の呑んだくれ。
黒田節にならって立ち上がった今回のミッションは、酒を呑むこと。
黒田家・家臣母里太兵衛の放浪記、着地点を見つけ出せるのか?
とりあえず勉強しながら、ノープランで進めちゃいます。
前回はおすすめ(一番の売れ筋)商品の、「綾杉」純米原酒を
呑ませてもらったたい。
次はどれにするかのぉ~~。味を変えるために少し変わったものを…
ということで「一酌散千愁」というお酒を呑ませてもらうたい!
楽しみやの~~。
これは「綾杉」純米原酒を加工した商品で、
加工というか古酒(熟酒)になるたい。
「綾杉」純米原酒を6年以上寝かせたもの。
時を経て、お酒がどげん変わるか呑んでみるタイ!
どれどれ・・・・・・、まずは色と香りをみて
色ははっきり分かるたいね。黄色っぽい…黄褐色というんやろか!?
透明さはあるたいね~。これは貯蔵度が高い酒の特徴やけん、
古酒ならではの色たいね。
香りが何か独特たいね~。個人的な意見でいうなら玄米っぽい香り??
これがムレ香(生老ね香)というんやろか?
始めは何か好む匂いじゃなかばってん、癖になりそうな普通の日本酒とは
まったく異次元の不思議な香りたい。
こりゃ、味もどげん変わったか楽しみたい。
で、勝負は味!!酒は呑んで何ぼたい!というわけで、
毎回この流れやけど細かいところは今後の勉強として、呑むたい。
どれどれ・・・・、
香るは玄米っぽいって言ったばってん、その香りが強烈たいね。
味も玄米っぽい・・・・・・・、ブランデーみたいな雰囲気になっとるたい。
純米原酒がちょっと辛口なお酒やけん」、これも辛口なんやろうけど、辛さはあんまり感じんたい。
長期寝かせるとこげんも変わるったいね~。
普通の日本酒を呑む気持ちで呑んだけん、不思議な違和感があったばってん、
こういうお酒と思って飲んだら意外や意外、この母里太兵衛、意外と好きたい!!
こりゃぁ、いい発見したばい。
さてさて、綾杉さん他にどんな酒になっとうか呑ませてもらうたい!!
ってなわけで、次回へ
続く
●綾杉さんはこちら
【豆知識】
日本酒の表現④
香りの続き。
前回は香りの特徴を整理しました。
香りには「第一の香り」から「第三の香り」まであります。
・第一の香り…上立ち香、トップノーズ 瓶から酒器に注いだ直後、静止した状態で立ち上がってくる香り
・第二の香り…酒器内で酒に渦巻を起こし、空気中の酸素と香気成分が反応した後に湧き上がってくる香り
・第三の香り…残り香 酒器中の残量がなくなり、時間の経過とともに掘り起こされてくる香り
香りでも段階段階で意識する必要があります。
また、その「展開」「変化」「減衰」を比べて、全部で6段階で香りを捉えるのがお酒の基本のようです。
う~ん、難しいです。